SINANO STREAM'S DIARY

北信移住者の釣りブログ

イトウクラフト 蝦夷ミノー 50S タイプII

イトウクラフトの蝦夷ミノー50S ファーストタイプⅡです。

 

イトウクラフトは岩手県雫石町に工房を構え、伊藤秀輝氏が代表を務めるルアーメーカーです。 雫石町は私の故郷であり、高校を卒業するまでこの町に暮らしていました。

 

 

町の真ん中に御所湖というダム湖があり鯉に鮒、バス、サクラマス、アメマス、ワカサギなど多様な魚種が釣り人を楽しませています。

 

子供の頃、釣り人であった父に連れていかれ鯉のぶっ込み釣りを暇そうに眺めていた記憶があります。 父は私に釣りを教えるでもなく、ただ自分の鯉釣り、鮎釣りに没頭しとにかく私は早く帰ってゲームがしたいという感じだったのでそれから十数年後、まさか自分が釣りに夢中になるとは夢にも思っていませんでした。

 

そんなんで、当時はイトウクラフトなぞ知るよしもない私ですがトラウトルアーの世界では熱狂的なファンがいるくらい人気のあるメーカーと知り、ルアーボックスに幾つか忍ばせているのです。

家族も出来てなかなかゆっくり里帰りも出来ませんが、叶うならば故郷の渓流で気の済むまで釣りをしてみたいものです。

イトウクラフト 蝦夷ミノー 50S タイプII

*写真はマクロレンズを使って撮影してみました。工芸品のような美しいルアーの魅力が伝わればいいなとおもいます。

増水の犀川釣行

犀川殖産に行きました。

今年の3月から犀川に通いだしたのですが、今日で4回目の釣行となります。

果たして犀川のサカナに触れることはできるのか。。

 

もはや釣れないのは当たり前の気持ちで挑んでますが、犀川は容赦なくわたしに試練を与えましは。

 

懸念は少し前に降った結構な雨と雪代の影響による増水と濁り。

まず始めに雰囲気の好きなさざなみ前に車を止めて川を観察。水位情報を見て増水は覚悟していましたが実際に見るとちょっと萎える増水具合。濁りは大丈夫だけどこのポイントを攻めるのは難しそうだったので少し下流のポイントに移動。

さざなみ下流方面

しばらくBUXのスプーン12.3gをドリフトさせ探っていると岩陰でグンと竿先が持っていかれる。あきらかに魚信ではないが妙にブルブルする。ゴミか?と思ったブルブルの正体はアロドワモーダのスプーン13gでした。

スプーンで反応が無いのは濁りでトラウトに見つけてもらえていないのではと思い、チャートカラーのリュウキにルアーチェンジしクロス、ダウンクロスで探っていきます。

下流手前の石ウラに送り込んだり色々やりましたが流れが強すぎてゆっくりルアーを見せることが難しいし、そもそもボトムを流せない。

平常水位であれば立ち込んで自分の直下を攻められるのですが今日の水位だと厳しいものがあります。

 

大岡道の駅で休憩し更に下流の橋脚がらみのポイントに行くと前回釣行時にお会いした遠征のアングラーさんとまさかの遭遇。

しばし雑談し2人でポイントを攻めるも完全無。手前のゆる場でトラウトが虫を捕食しているのを見ただけでわたしには手も足も出なかったので遠征の餌師さんと交代してさぎり荘前のポイントへ。

しかしここも激流化しており無念のタイムオーバーで納竿となりました。

さぎり荘前

 

今回分かったことは、厳しいながらも大鱒をもとめて県外から多くの釣り人が犀川を訪れていることです。

「デカい鱒が釣りたい」

ただそれだけの理由で何時間も車を走らせ犀川で竿を振るのです。

きっと前夜にはサカナが釣れた時の興奮を想像するのでしょう。そして実際にサカナをキャッチしたときに想像を遥かに超える感情が込み上げるのです。

釣り人はそれを知っているし、犀川はそんな釣り人を満たすポテンシャルを秘めているのだと思います。

私に関しては、とにかく挑んだ以上この川で満足のいくサカナを釣らないと釣り人として前進できないと思っているので坊主に懲りず今後も犀川に通い続ける次第です。

 

Supremo DYNOVA 80MDR

 

犀川でもテスト開発されたというスプリーモのディノバ 80MDRです。

80サイズで18グラム、背中にもリップが付いていて異様なフォルムをしています。この背中のリップがあることにより激流の中でも泳ぎのバランスを保ってくれるみたいです。

スプリーモ ディノバ80MDR

低重心、固定ウエイト設計で低速域:ふらつきのない鮮やかな泳ぎだし、中速域:猛烈なローリングアクション、高速域:テイルスイングをプラス、と言うことです。

 

押しの強い流れの中では思っている以上にルアーが浮き上がっていて低層域をしっかり狙えてないということがあるかもしれません(特にわたしのような本流初心者は)。

 

その点、このディノバ 80MDRは18グラムというベビーウエイトなので中、低層域をしっかり攻めることが出来そうです。

 

ただしリュウキ70sなどを快適にキャストしているようなタックルだとその重さゆえに扱いづらい印象がありました。

 

タックルバランスが合っていれば飛距離もかなり期待でき、ロッドアクションによる誘いもしやすいかと思います。

 

他のルアーに比べて極端にインプレが少ないルアーですが、その釣果をみると大鱒に非常に効果的なルアーなんだと感じます。

 

ディノバ 80MDRを駆使してボトムに張り付いた大鱒をぜひ釣り上げてみてください。

 

 

SMITH D-CONTACT 72

2003年にデビューし発売から20年を迎え渓流ルアーの王として君臨しているDコンタクト。渓流ルアーマンなら知らない人はひとりも居ないくらい有名なルアーのようですが、バスやソルト中心に釣りをしていた私は最近までこのルアーを知りませんでした。

最初にこのルアーを見たときもダイワ(DAIWAのD)のルアーだと勘違いしていたくらいです。

DコンタクトのDにはDEEP、DIRECTION、DISTANCEなどの意味が込められているようです。そして釣りに行かなければ出会えない魚や景色を思ってのコンタクト。もう名前だけでいいルアーだなと思ってしまいます。物作りの思いやストーリーが込められたルアーってなんだかロマンがありますよね。

犀川のトラウトを釣る為に有効なルアーを調べている中で知ったDコンタクトですがわたしは本流で72サイズ(9.5g)を使っています。

SMITH D-CONTACT 72

特徴とも言えるへの字ボディのクラシックなフォルムは最近のスマートなルアーに比べて風格がありいかにも釣れそうですね。

ネガティブな要素としては、あらゆるブログなどで書かれていますが値段が高めなので使うのを少し躊躇してしまいます。

トラウト、とくに本流域で使うようなルアーは生産数も少なそうなので値段が高くなるのは仕方ないのですが、それでもルアーボックスに常備しておきたいルアーとしてDコンタクトは外せないでしょう。

SPEARHEAD RYUKI 70S

本流ヤマメやサツキマスサクラマスをターゲットにダウンクロスで攻略するために開発されたらしいスピアヘッドのリュウキ70s。

そのコンセプトから、もちろん犀川のトラウトにも効果的と思われ、北信の釣具屋での取り扱いは充実しています。値段も他の同サイズのミノーに比べて抑えられているのでカラーバリエーションを揃えやすく、根掛かりのリスクが高い本流ルアー釣りではコスト面から考えてもよく使用されているのではないでしょうか。

SPEARHEAD RYUKI 70S

また、河川でスモールマウスを狙う釣り人にも需要があるようで千曲川のような広大な河川でのヘビーシンキング・ミノーの飛距離はなかなかの武器になるのかもしれません。

リュウキは幅広いサイズのラインナップがありますが私は70sをメインに、もう一回り大きい80s、渓流用で50sを常備しています。

カラーはそこまで気にしていないのですが、鮎カラーなどナチュラルなものを好んで選んでいます。

リュウキは扁平ボディで沈下スピードが早いので根掛かりには注意が必要ですが、河川での使用を考えればどんなルアーでも根掛かりはする時はするのでそういった面でも抑えめな価格設定はありがたいです。

ある程度攻めなければ釣れませんが、ルアーロストの精神的ダメージ、それから根掛かったルアーは釣り場のゴミとなるので特に回収時には注意してルアーをピックアップさせています。

スピアヘッドを発売するDUOには他にもタイドミノー75のトラウトモデルやサクラマス・ハンターとして有名な正影雅樹氏が手掛ける鬼鱒シリーズなど気になるルアーがあるので使ってみたいですね。

 

令和5年北信漁協全体解禁

先日、令和5年度の北信漁協渓流全体解禁に合わせて短時間ですが釣りに行くことが出来ました。

 

私は渓流釣りの経験は無く、北信漁協のフィールド自体全く知らなかったので事前に上州屋長野店でポイントマップを確認し釣り券を購入しあらかじめ目星をつけて釣り場に向かいました。放流場所は人が多そうだったので避けました。

 

実際に川に行ってみるとなんと言うか、自分がイメージしていた渓流(源流?山岳渓流)と違っていたのでこんなところにニジマスやヤマメが居るのか疑問に思いました。

 

前日の雨で増水しており立ち込みながら釣り上がれる感じではなかったので岸からルアーを投げて反応を見ますがかなり流れが強く、放流のサカナには厳しいと思い流芯の脇の緩いポイントをダウンで攻めるとググンと反応が。久しぶり&初の渓流フィッシュはヤマメでした。ここ最近は犀川本流で修行のような釣りをしていたので小さくても綺麗な魚が釣れてテンションが上がります。

引き続きリュウキ50sで同じポイントを攻めると再びヤマメのバイトが。周りの餌師が苦戦していたようで一人の釣り人さんから拍手をもらい有頂天に。

その後もリュウキのトゥイッチでしつこく攻めニジマスを追加したのですが、川の濁りがキツくなってきて当たりが無くなったので撤収しました。

 

初めての渓流釣りはなんといっても素直にルアーにアタックしてくる魚の反応がめちゃくちゃ楽しく、かつ自宅から近いということもありハマりそうです。

後日、年券を購入したのは言うまでもなく更にポイントを開拓し渓流釣りを楽しみたいと思います。

 

 

長野の釣り

世の中には様々な種類の釣りが存在し、それは自分がどの地域で暮らしているかで釣りのスタイル(狙う魚種)が決まってくると思います。

私はつい最近まで東京に住んでいたのですが、そこでは相模湖や霞ヶ浦などでバスフィッシングをやったり、千葉や神奈川の堤防でサビキ釣りやライトショアジギングを楽しんでいました。

長野に移住することが決まって、まず思い浮かんだ釣りは上越方面での海釣りでした。

実際に何度か出向いて上下浜などでサーフの釣りをしたりしました。

しかし毎回高速に乗っての釣行となるとどうしてもコストがかかります。なので、もっと近場で面白い釣りは出来ないかと調べて犀川の存在を知りました。50cm前後のレインボーやブラウンが釣れると聞き思いつきで上州屋川中島店で犀川殖産の日釣り券と店員に勧められたBUXのスプーンを買い、これまた勧められたエントリーポイントに向かい2時間ほど釣りをしてみました。

結果は、放流の魚も居るようだし運が良ければ釣れるだろう、、そんな軽い気持ちで犀川に挑んだ自分の甘さを痛感することになりました。

そもそも本流釣りの経験がなかった私にとって完全に準備不足だったと思い、翌日から犀川殖産の大体のポイントと釣り方、ルアーなどの情報を自分なりに仕入れ年券を購入し2回目の釣行へと向かいました。しかし頭でイメージしていた釣りが実際のフィールドでうまく出来ずその日もノーバイトという悔しい結果となりました。

あーこれは本当に難しいぞと知り、同時に釣った時の達成感が半端じゃなさそうだなと思い以降も犀川殖産に通い続けることになりました。

 

この犀川での本流ルアー釣りがターゲットを追いかける釣りだとするならば、癒しの釣りも欲しいということで渓流釣りが出来ないかと調べていたところ、自宅から割と近くでニジマスやヤマメが釣れる河川があるとわかりました。中古でSMITHのロッドを購入し釣り場にエントリーし短時間でヤマメ2尾、ニジマス1尾を釣ることが出来ました。追い食いするような素直な魚と遊ぶのは癒しになるので後日、北信漁協の年券を購入しました。

今後は更に上流域も開拓しイワナを釣ったりしてみようと思います。

 

そんな感じで、移住前は上越方面で海釣り一択かと思っていましたが長野には鱒の素晴らしいフィールドがあることを知り見事にハマってしまいました。

今後、長野の釣り人目線で記事を書いていくのでよろしくお願いします。